朝ドラの「カーネーション」が面白い

最近、NHK BS 朝ドラの「カーネーション」の再放送を楽しみに見ている。
13年前は朝ドラを見る暇も気持ちもなかっただろうが今だからこそ感情移入ができる。

大正生まれの女性 主人公 糸子(尾野真千子)のバイタリティーあふれる人生を描いていて
「あこがれ」~「熱い思い」~ ~等々全部、全部いいんだけれども「果報者」で泣いた。

父、善作(小林薫)が呉服屋の看板を外し糸子の洋裁店の看板を用意して店を去る。
祖母、ハル(正司照枝)が「お父ちゃんも苦しかったんじゃけん。黙って看板、受け取りぃ」。
母、千代(麻生祐未)糸子を心配して雪の中、「お父ちゃんも心配して行って来いってなぁ」と店に来る。
結婚が決まった糸子に「ほんまに良かったな~」と糸子を撫でる。
安岡(濱田マリ)のおばちゃんもいい!

私の生家は朝ドラ「カーネーション」の岸和田の家族構成・店と似ている。
駅に近く、通り面にお団子屋、時計屋、食堂、炭売り店があった。
明治42年生まれの祖母がいて大工の父、母、兄達と幼少の私。
土間に風呂釜があってその薪が外に積んであったのをおぼろげに覚えている。
土間に大きな布袋を持ったお婆さん(行商)の荷物の一時預かりもしていた。
糸子の足踏みミシンと同じミシンがあんまり使わない階段下にあった。面白い空間だった。
一時期は駅員さんが2階の一室を間借りしていた。(だから行けないように造作をしてあったんだな。)
祖母ちゃんと一緒の散歩は近所のパチンコ店の換金所(ピンク色した塩の小袋を出していた)に寄って、その隣の饅頭屋で牛乳と饅頭を食べるのが日課だった。祖母ちゃんの友達が店番をしていたから。

私の29歳(結婚する年)の誕生日に驚くくらい大きな、立派な赤いバラの花束が古びた会社の寮に届いた。
えっ!誰から!?と驚いてメッセージカードを見ると母からで大笑いをした。嬉しかった。

私が失恋したと少しスリムになって帰省した時、漢方薬がいいらしいと、私を連れて電車、バスを乗り継ぎ店を探して連れて行ってくれた。帰りしな「あのお兄さん(漢方薬を説明してくれた人)なんか怒ってたよね。何やろうね。あの人が漢方薬飲んだ方がよさそうな感じだったよね~」と言うと「そうだね~(笑い)」と笑っていた。

高かっただろうにしばらく寮に滋養の効くという蜂のロイヤルゼリーを送ってくれてた。

帰省して私の皮膚が調子が悪そうだと「ちぃ~とくさかばってんカモ皮膚科の薬は効くけんね!」と渡してくれたり、腕のちょっとした腫れに、赤チンキを塗ったらいいと塗ったら余計腫れて「もうお母さんたら~」と一緒に大笑いしていた。

「お祖母ちゃんの写真、(東京に)持っていっとらんやろ」といって持たせてくれた母、もうとうに無くなったお祖母ちゃんはどがんしとらすねと聞く母。私といた時間よりお祖母ちゃんいた時間の方がうんと長いよね。
ごめんね。

もうすぐ帰ります。以前見せてくれたお母さんの生家の家族写真探して一緒に見たいです。

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