富士山隠した国立市の分譲マンション解体のニュースを見て用途地域見直しを考えた。

「積水ハウスが引渡直前のマンションの取り壊しを決定。」
確かに現況写真は「富士見通り」にあり駅近くからも天候が良ければ見える富士山を隠していました。
けれど建築確認・検査も通った国立市が認めたマンションをどうして今更取り壊しを決定したんだろう？
仮に裁判があっても負けないだろうし。
市の税収入は減る。
例えば景観条例、特別用途地区をつくり富士山の景観を守る方向にすると近隣の土地所有者は喜ぶ人もいればそうでない人もいる。
私が住んでる浦安の街もゴルフ場跡地等がマンションになったので富士山、スカイツリーが見えなくなった地域もあるし田舎でも10階以上のタワーマンションが出来ていると山や川が隠れている。
誰だって風景は大切にしたいと思っているけれども街の活性化をしていかなければならない。

時代が変われば生活も変わり大事にするものも変化し用途地域を変更していっている町がある。

例えば：横浜市　用途地域等の見直し　令和６年５月24日告示
・住宅地内の大きな道路沿いを第一種低層住居専用地域から第二種低層住居専用地域に見直し。
・生活利便性の向上に取り組む必要性が高いと考えられる地区などに特別用途地区を指定。
・第一種低層住居専用地域で指定容積率80％の地区のうち、敷地が狭くかつ老朽化した住宅が特に多い地区において、指定容積率を80％から100％に緩和。あわせて、準防火地域を指定。
・　工業系用途地域の中で、全て住宅等に建て替わった地区を、周辺の土地利用への影響を踏まえて住居系用途地域に見直し。（+高度地区の変更、緑化地域の指定）等々

例えば：広島県2021年　市街化区域内の土砂災害特別警戒区域を市街化調整区域に編入（逆線引き）する取組について　

浦安市は東京のベットタウンへ刻々と変貌しています。

最近新たに千鳥（準工業地域）に三菱地所ホテルズ＆リゾーツのホテル計画が発表。
貝工場がマンションになり、鉄鋼団地に空地が見うけられる。
身近で働いている人の様子を垣間見れた工場が無くなっていくのは寂しい。

いずれは横浜市のように用途地域等の見直しがあるかもしれませんね。